導入事例

【トヨタクラウン】 約45万km走行車のATF交換

2017.08.11 | AT/CVT/DCT
【トヨタクラウン】 約45万km走行車のATF交換

導入事例データ

●検証車両:トヨタクラウン
●型式:TA-JZS171 
●年式:平成14年式
●走行距離:約45万㎞
●ATFメンテナンス状況
過去に2回ATF交換済み(そのうちの1回は中古車で購入した約12万km走行時)
◆施工内容
コンタミチェック後、ATF交換しSOD-1Plusを添加

お客様の声

お電話でEGへの添加方法のお問合せをいただいた時は、「自分の車は45万キロも走行しているのでダメですよね?」という感じの暗いトーンの口調でした。
弊社に来店された時に、ディーラーや整備工場にATオイル交換をお願いしたが無理だと言われた事を、落ち込んだ様子で話して下さいました。
こちらから、「まずは、コンタミチェックだけでもしましょうか?」と提案し、コンタミチェックを行いました。45万キロで2度しかATF交換をしていないので、オイルは真っ黒でしたが、コンタミはほとんど見受けられませんでした。その事をお伝えすると、すぐ交換してくれということでその場でATF交換とSOD-1Plus添加をしました。
施工後、50~100キロ走行して様子をみてもうことを伝え、こちらからは1週間後位に連絡するつもりでしたが、2日後にお客様から連絡が入りました。電話に出た時、物凄い勢いの口調でクレームかなと思いましたが、お礼の言葉でした。「走りが激変した」「アクセルにちゃんと対応するようになった」と感動したご様子で話して下さいました。弊社に来るまでは、オートマチックオイル交換を半ばあきらめていて、いつまで車がもつのかなぁと考えておられたそうです。次回のオイル交換も予約して下さいました。

走行距離453,130km
走行距離453,130km

まずはコンタミチェックから

コンタミチェッカーで約20㏄、ATFを抜き取りました。
抜き取ったATFは真っ黒でしたが・・・
コンタミチェッカーで約20㏄、ATFを抜き取りました。
抜き取ったATFは真っ黒でしたが・・・
コンタミチェックの結果は消耗度1~2。
コンタミチェックの結果は消耗度1~2。
走行距離や過去のメンテナンス状況、ATFのオイルの色だけみると、通常ではATF交換はできないと判断される車両だと思います。しかし、コンタミチェックをすることで、マシン内の摩耗の程度はどのくらいなのかある程度みることができ、過走行車でもオートマチックオイ交換が可能な車を判断することができます。
ATF交換後のトラブルは、オイル交換によって摩擦係数のバランスが崩れることが原因です。クラッチディスクは、劣化・消耗が進むにつれ摩擦力が低下していきます。逆にATFはAT内部の摩耗粉やオイル劣化によって生じたスラッジが混ざることでより摩擦力は 高まります。それでなんとか摩擦係数のバランスをとっている状況でオイル交換をすると摩擦係数のバランスが崩れ、トラブル症状が表面化することがありますが、過走行車でも内部の摩耗が進んでいなければ安全にATF交換ができます。

ATF交換+SOD-1Plus添加

ATF交換の際にSOD-1Plusが必要な理由はこちらの記事をご参照下さい。
「約16万㎞オートマチックオイル無交換車(SOD-1Plus添加有)のATを分解調査」
http://d1-chemical.com/at-atf

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